コイ・フォーチュンズ

コイ・フォーチュンズ

ニコラウスでは年が離れすぎているからな」「おじい様、いくら何でもお父様やおじい様の第三夫人はあんまりですよ

アンゲリカの年を考えてくださいませ」 わたしは思わずそう言ったけれど、アンゲリカは今までで一番嬉しそうな顔になった

「それでしたら、わたくしに不満はございません」 ……え!? ないの!? おじい様やお父様と結婚でもいいの? アンゲリカの好みが一点突破すぎる! おじい様でもお父様でも、基準を満たしたトラウゴットでも、アンゲリカは構わないらしい

アンゲリカの発言に呆然としたのはわたしだけではなかったらしい

お母様も頭を抱えて、先程まで書いていたエックハルト兄様とアンゲリカの悲恋物語に大きくバツを付けた

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「では、アンゲリカに関しては父上が責任を取るということで良いですね? 頑張ってトラウゴットを鍛えてください、父上」 お父様は自分がアンゲリカを娶る道を早々に塞いで、手早く家族会議を終わらせた

 そして、あっという間に星結びの儀式だ

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下町の儀式を終えると、わたしと神官長は城へ拠点を移す

ゲオルギーネとディートリンデの来訪が終わるまでは、神殿に戻る予定はない

 貴族街の星結びの儀式も特に問題なく終わる

儀式自体に特筆すべきことはなかったけれど、星結びの儀式で神官長がアーレンスバッハに婿入りすることになったため、ゲオルギーネとディートリンデが近いうちにやってくることが発表された時は騒然となった

 領主会議の後の報告会で述べられたため、貴族街では周知の事実でも、ギーベの元にいる貴族達は知らなかった者も多いようだ